スズメ炎の15番勝負

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奥山杯(一般大会)・感想

宮城県の一般大会に参加してきました。

前年度チャンピオンがH宮くん。

H宮くんと重厚先生だけは倒してくる!と息子に言って出かけていきました。

(フラグですね)

 

1R。先手・対三間飛車

居飛車穴熊対6四銀型で、右銀で仕掛けていったものの、キレイにその右銀だけ残って捌けてしまって必敗に。

えいやーとーっと遠くから馬を利かせてみたり、端を逆襲っぽいことをして粘り、3手トン死の筋だけ残していたら時間切迫から相手が間違えてしまい大逆転勝ち。

内容は完敗すぎるので、反省の一局。

 

2R。「この中で誰かは当たりますよね~」とフラグを立てたH宮くんと重厚先生が当たってしまったのを横目に見ながら。

後手・角換わり相腰掛け銀、6五歩位取り。

高校生と当たったため、やや経験値の多い6五歩位取りの形に誘導。

リードを奪えそうだったが、7四歩からの攻めをうまくかわせず、飛車と玉を同時に攻められまたも必敗形に。

ただ一瞬相手が重い金打ちをしてきてくれたため中段玉で粘る。

そのまま入玉して勝ち。

重厚先生曰く、「これがスズメさんの言ってた右辺を受け流して左辺でなんちゃらっていうやつなんだなぁ」

そういや宮城山形のときそんなこと言ってましたね。だいたい悪くなったときの言い訳ですよっと。

 

3R。ここで重厚先生と当たる。なんで2-0と1-1で当たるんですかねぇ。

しかし重厚な将棋を教わるチャンス!プラス息子との約束(ってほどのもんじゃないが)を果たす時が来た。

後手・角換わり相腰掛け銀、4八金6二金型。

最新型わかんねっす。広瀬ー羽生戦のちょっと形が変わったやつで、3五歩~4五桂~1筋2筋突き捨てて1五香~2四飛~1四飛の攻めを受ける形に。

文章にするとなんのこっちゃ。

中段の端角で睨みを利かして、とにかく受けてカウンター狙い。

受けて受けるのは棋風に合いませんなぁ。

カウンターが決まりかけたところで、重厚先生の攻め合いを手抜くタイミングを間違えて逆転。

熱戦ではあったと思うが、打ち取られてしまいましたとさ。

やっぱりフラグは立てるもんじゃない。

ただ一生懸命検討・研究したら駒1枚強くなれそうな将棋なので、検討しなおします。財産にしたい。

 

4R。後手・対ゴキゲン中飛車

意欲的に、やったことない作戦、角道を開けるのを遅くして美濃にするやつをやろうとして、昨日朝日杯で見た久保ー行方戦のマネをしようとして作戦負けになった人が1名。

力をためてから仕掛けられるとかなり自信がなかったものの、無理やり右桂を捌いて、中央を逆に抑え込んだあと怪しい端攻めを繰り出して勝ち。

端を攻める→失敗して逆用され端を攻められる→また相手も失敗して端をカウンターしたのが受からなくなるという不思議な将棋でした。

 

5R。なんで3-1のときに唯一全勝のH宮くんをツモりますかね。

まぁ今日の目標(重厚先生とH宮くんを倒す・フラグです)のためには良かったと前向きに考え挑む。

後手・角換わり相腰掛け銀、4七金6二金型。

最新型わかんねっすパート2。

重厚先生のときとちょっとだけ違う形で、ちょっとだけ違う仕掛けをまたもや受け続けてカウンターを狙う将棋に。

とにかく受けてカウンター狙い。

受けて受けるのはやっぱり棋風に合いませんなぁ。

受けて受ける過程で失敗してそのままジ・エンド。

ただ間は桂得で受けているのでこちらに有望な変化も多く(ただ時間が短い中で指しきれますかねぇ)難解な将棋だった。

これも要検討。

 

というわけで3勝2敗。きっちり勝ちたかった人に2敗となりました。

悔しい!

1日を通して悪くなってるか受け続けていた将棋が多く、だいぶ疲れた。

実際に対局時間も(遅延王の重厚先生よりも)長く、将棋指したな~という1日だった。

最後になぜかある抽選会の最後の1本で当たりを引き、図書カードを嫁のご機嫌取りに持ち帰りました。

 

やっぱり自分で生で指すと、観戦していただけの将棋に血が通った気分になる。

ぜひ角換わり研、みたいなのもやってみたいなぁ。

重厚先生、H宮くん、本番は15番勝負で当たるときですからね!(笑)